崎山蒼志 初ホールワンマン『とおとうみの国』 @浜北文化センター

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浜松、じゃないんですよ、浜北、なんです。
崎山くん、初ホールワンマンの会場は、彼のほんとのほんとの地元、静岡県浜松市浜北区の浜北文化センター大ホール。

新幹線もあってアクセスがいい浜松駅近辺ではなく、そこからさらに遠州鉄道に乗り換えて25分。
そこで1000人規模のワンマンライブをするって、なかなかのチャレンジだったんでしょうね。
でも、席はほぼうまっていました。
よかった!!
MC中、何度も何度も自分の地元まで来てくれたことへの感謝を述べる崎山くんでした。

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そんなライヴは、もうほんとうにほんとうに素晴らしいものでした!!!!!
今回は2部構成で、1部はyoutubeにアップされている路上ライブ時代の過去曲、2部は音源になっている曲や最近の曲を中心にとのことでした。

まず1曲目、イントロなしで始まった「鳥になり海を渡る」は、その一声目で会場中が息をのみ、ぐっと引き込まれたのがわかりました。

もう本当に両手の動きが意味不明で、1本のギターからリードギターもリズムギターもベースもドラムも聞こえる。
そして、歌がなんだかとても上手くなっている。
声もよく出ているし、表現力がすごい。
緩急が際立っていて、心が手のひらで転がされてるような。

1部は、聞ける機会なんてないんじゃないかと思っていた古い曲もやってくれて、しかも、それがものすごい進化を遂げていてびっくりしました。
あの曲を聞けた!という感動とその凄まじい進化を目の当たりにした驚きで、胸がいっぱい。
曲そのもののよさと表現者としての能力の高さを改めて実感できました。

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つづく2部は、弾き語りはもちろん、カバーやDTM、エレキギターなど、いろいろな可能性も見せてくれるセットリスト。
そしてこの2部の曲、タイアップ曲がたくさんあるんですよね。
こんなところにも、この1年の激動ぶりと頑張りが如実にみてとれます。

演奏中とMCのギャップがすごい崎山氏ですが、アコギとエレキのときでもまた人が変わるんですよね。
エレキの崎山さんの狂気は凄まじいです。
エフェクターや謎の機材を駆使し、音オタクの本領発揮。
手の動きが早すぎて残像しか見えないくらい狂い弾き、ノイズを轟かせながら座り込んでギターを頭上に掲げたときは、ギターを投げてへし折るかと思いました。
逡巡しているような間があって結局投げず、すすーっと立ってひょこひょこ歩いてギターを片付ける崎山氏。
えぇ、楽器は大事ですからね。

そこからアコギに持ち変え、すぐさまやさし~~く語りかけるように次の曲を歌い始めたときは、その落差に、一瞬現実なのかなんなのかわからなくなりました。

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そして、2部終わって、アンコールの拍手。
崎山くんを呼ぶ拍手のリズムがすごく揃っていてよく響く。
全然関係ない客の私でさえそれにびっくりして感動してしまいました。
この音、崎山くんに届いていたかしら。

それにしても、この日はMCがいつも以上にたどたどしくて。
何か言おうとしてるんだけど言葉がでない感じ。
胸がいっぱいだったのでしょうか。
でもそうですよね、ワンマンライブって自分だけをみに来てくれた人がこんなにいるってことですから。
しかも、わざわざ自分の地元に足を運んで。
そりゃ感無量だ。

いやぁ、でもほんと、ほんとに凄かったし素晴らしかった。
いや、凄いというより凄まじい、でした。
広いステージにひとり、1000人のお客さんを前に24曲2時間、やりきった崎山くん。
歌もギターも最後までまったく勢い任せではなく、丁寧に表現していたのも本当に素晴らしかった。
本当に人間か…!? てくらいの尊さ。
これからもどんどんすごくなっていくんでしょうね。


あと、グッズがたいへんかわいかったので買ってしまいました。
崎山くんの好物がハンバーガー?らしいです。

ライヴ前日の告知動画。
これを見たときはまさかあんな衝撃のライヴになるとは思っていませんでした。
こんなかわいいこが、、、
でもふわふわしつつも意外と自信はありそうな感じしますね、いま改めて見ると。

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