さようなら、昭和の建築遺産〜三省堂書店神保町本店ビル、中銀カプセルタワービル

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竣工から40年、建物の老朽化により建て替えとなった三省堂神保町本店の最終営業日です。
狙って行ったわけではなく、撮影担当が三省堂行きたいと言ったのがたまたまこの日だったという。

神保町勤務時代は昼休みにほぼ毎日寄っていた気がします。
ものすごく古いという感じはしませんが、確かにトイレとか薄暗くてちょっと時代を感じた気もしないでもない。
隣のビルも一斉に立て替えるようなので、今よりも大きな建物になるのかしら。
この時代に攻めに出る三省堂、頑張ってほしいです。

こちらは、もう少し前に解体工事に入った中銀カプセルタワービル。
その直前に改めて見に行ってきました。
が、首都高とか道が複雑で、自転車だとどう近づいたらいいのかわからず、結局遠くから眺めました。

こちらは築50年のようですが、特殊な構造もあってかかなり傷んでいたようです。
理論的にはカプセルユニットごとに交換できる設計だったと言いますが、結局は交換困難で一度も実現しなかったとのこと。
最近は至るところでサステナブルとか言ってるし、本当に交換していけたら、まさに持続可能、だったのかもしれませんね。

なんにしろ、昭和40年代というまだ高度経済成長期だった日本の熱と勢いを感じます。
一部ユニットは芸術作品として保存されるという話があったけれど、実際はどうなったのかしら。
モデルカプセルは北浦和公園に展示されているらしいので、そのうち見に行ってみよ。

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