【中華】<稲荷町>白燕でディナーコース

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稲荷町の中華白燕でお誕生日ディナーしてきました。
過去、わたくしのお誕生日は和食が定番でしたが、季節的に食材が微妙(旬の目玉食材がない)ことに気付き、以来、和食ほど季節感の差が出ないフレンチが定番となっていました。
ここ2年は、緊急事態宣言中ということで冷凍セットやお持ち帰りを利用していましたが、今年は久々にお店に行こうと。
でも、撮影担当も私もなんだかフレンチの気分じゃない、かといってやっぱり和食でもない、、、あ、中華だ!ということになり、以前お持ち帰りのお弁当が美味しかった白燕さんに決定したのでした。

お弁当を買いに行ったときも、12時前なのにあとひとつで売り切れ、ランチのお客さんもたくさんで、人気なんだなぁと思いましたが、こちらのお店、やはり美味しいです。
アミューズのリンゴ飴(実際にはリンゴではなく、とある全く違う食材をリンゴに見たたてます)から工夫満載。

続く前菜3種盛り(よだれ鶏、太春雨和え、鴨の北京ダック風)、手作り点心(ぎょうざ、焼売)と、量は多くないけれど、美味しさはしっかり。
特に、焼売にとびっこがのっているのがプチプチ食感のアクセントがあって気に入りました。

薬膳スープは今回は胃によい食材とのこと。
クレソン、杏仁、人参などで少し甘みのある奥深い味わいのスープでした。
薬膳系て本当に体にすーっと染み込んでいく感じがあります。

青菜のニンニク炒めは極めてシンプル。
だからこそ腕が問われそうな気がしますが、しっかり美味しい。
オープンキッチンなので作っているところがちらっと見えたのですが、ただ炒めているのではなく、何か1〜2行程多い感じでした。
湯通ししてたのかしら。
何か繊細さを感じました。

そして、メインは自家製の豚の干し肉と生の豚肉の2種類を使ったあっさり煮です。
味は干し肉から出る出汁のみとのことでしたが、雑味がなくクリアだけれど味わい深いいいお味。
押し豆腐も美味しい。

〆はめずらしい内モンゴル風の蒸し焼き麺。
シェフが中国に留学していたときに習った料理だそうで、焼きそばとも違う、独特の調理法の麺料理だそうです。
説明してくれたのですが、ちょっと忘れてしまった、、、材料と重ねて加熱することで蒸している感じと言っていたかしら、、、
中華スパイスも結構使われていて、撮影担当好みの感じ。

デザートは冷たいココナッツミルクのお汁粉とジャスミン茶。
確か底にさつまいもも入っていたかしら。 こちらも美味しく、というか結局すべて美味しかったわけですが、お料理だけでなく飲み物も美味しくて、これも印象的でした。
紹興酒はすごーーーくいい香り。
ずっとすーはーすーはーしてました。
あと、かなり気に入ったのがカンフーガールという白ワイン。
と言いつつ、どんな味だったか忘れてしまった、ので、また飲んで思い出したい。

今はコロナ対策のため客数を絞って営業しており、シェフのワンオペ態勢。
お料理しつつ配膳、説明と大変でしょうに、真摯で真面目な姿勢に好感を覚えました。
毎週土曜はJR東日本の豪華列車四季島のお料理も担当しているそうです。

日本のお店だけでなく中国でも腕を磨いたシェフのお料理は、変に日本向けや現代風にアレンジした創作料理ではなく、かと言って日本で定番のよくある中華でもなく、現地の味や日本ではあまり馴染みのない調理法を紹介してくれている感じで新鮮でした。
中国は広いし歴史があるし、お料理も奥深いですね。

こちらのお店、ランチも評判がいいのでそのうち行きたいです。

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